ジグソーの種類と特徴及び基本的な使い方。

ジグソーはモーターの回転を上下運動に変換し、上下する刃物で板等を切断する電動工具です。
直線、曲線、斜めのカットなどいろいろなカットが出来ますが、曲線カットや穴抜きカット
が出来るのが大きな特徴となっています。
目次
ジグソーの種類と特徴
単速タイプ
単速タイプはブレードの往復速度が一定のものです。
細かな作業には向きませんが、繰り返し同じ作業をする場合等には適しています。
変速タイプ
変速タイプはブレードの往復速度を変えることができます。
これには、2段変速と無段変速が有ります。
上記の写真のジグソーは無段変速で、ダイヤルの数字を変えることによって
自由に速度を変えることが出来、材料に合わせた使い分けが出来ます。
オービタルアクションタイプ
このタイプはブレードが上下するだけではなく、オービタルアクション(楕円運動)します。
したがって切削能力が高く、厚い木材等のカットに適しています。
ブレード
ジグソー用ブレードは切削する材料によってブレードを変えなくてはいけません。
また、メーカーによってブレードの固定方法が異なっているため、メーカー専用の
ブレードを使用する必要があります。
ジグソー用ブレードは多くの種類が有り、切削材料、作業内容に適したブレードを
選択しなければいけません。
ブレードの種類には以下のようなものが有ります。
① 木材用(荒挽き用、一般用、曲線用)
② 非鉄金属用(アルミ、真鍮等柔らかい金属)
③ 金属用(鉄板用)
④ ナイフブレード(ゴム、皮製品)
⑤ 特殊用(ブロック、スレート、タイル等)
ジグソーの基本的な使用方法
ジグソーのブレードは折れやすく、間違った使用方法で扱うと、ブレードを破損したり、
製品自体も傷つけてしまう場合があります。
添付されている使用説明書に従って、正しいブレードの取り付け方、操作を行う必要があります。
① ブレードは使用説明書に従って、専用のものを正しい取付方法で、刃を進行方向に向けて
取り付ける。
実際にカットする前に空転させて正しく取り付けられていることを確認する。
② ジグソーのベースを加工材にしっかりとあて、スイッチを入れ、ブレードを作動させる。
③ ブレードの上下速度が一定になったらジグソーをゆっくり動かしながらカットする。
④ 曲線をカットする場合は、特にジグソーをゆっくりと軽く動かさなければいけません。
無理に強く動かしますとブレードが折れたり、加工材を傷つける場合がありますので
気を付けてください。
なお、オービタルアクションタイプのジグソーは、金属の切断には使用出来ません
のでご注意ください。