電気カンナの種類と使い方。

電気カンナはカンナ刃を高速回転させて木材を削る電動工具です。
電気カンナの仕上がりは大工道具のカンナほどきれいには仕上がりませんが、
一度に削ることが出来る切削量は格段に多く、能率ははるかに高くなります。
製材品からの荒削りや木材の厚みや巾を落としたりするのには大変適した電動工具です。
また、面取り加工や相ジャクリ加工なども出来て大変便利です。
電気カンナには、
①普通タイプ
②変速タイプ
③曲面タイプ
の3種類のタイプがあります。
普通タイプの電気カンナの最大の欠点は、作動中のモーターが高速で回転することによって
発生する音が大変高いことなのですが、この状況に対応するためにモーターの回転速度を
変えられるようにしたのが変速タイプです。
カンナ台を曲面にして曲面でも加工できるようにしたのが曲面タイプです。
電気カンナの性能は、カンナ刃の巾と削ることができる深さで表示されますが、
カンナ刃については、80mm~300mmくらいまであります。
削れる深さについては、1mm~3mm程度となります。
カンナ刃の巾が広くなるにしたがって、電気カンナの本体は大きくなり、
重さも重たくなります。
初心者の方には、能率は落ちますがカンナ刃の巾が80mm~100mmくらいのものが
軽量で扱いやすいと思います。