道具の中でよく使うものに、大工道具があります。
DIYにとって大工道具は基本的な道具です。
木工をされない方でも、ノコギリ、金槌、カンナ、ノミといった道具の1つくらいは必需品として備えられてあり、1度くらいは使われたことがあるでしょう。
このように大工道具は身近なものですが、十分に使いこなすには、かなりの経験と技術を要します。
ノコギリの種類
木材用ノコ
両刃ノコ、替刃式ノコ、胴付ノコ、畔びきノコ、廻しびきノコ、ファイルソー、ツッキリソー、折込みノコ、手曲がりノコ。
竹びきノコ
多目的ノコ
糸ノコ、金切りノコ、新建材ノコ、ミゾキリソー、断熱材カットソー、万能ノコ。
以上が主なノコの種類ですが、木工によく使われるノコについて簡単に説明したいと思います。
両刃ノコ
ノコ身の両辺に木目に沿って切る縦びきと木目を直角に切る横びきの歯をつけたもので、直線を切るときに使われます。
ひく角度は木材により異なるが、30度くらいを目安としてください。
ひく時に切れるようになっていますので、前方へは軽く送るようにしてください。
ノコ歯の先端が左右に曲がっているのは、アサリ(歯振)といって、ノコギリを使うときの摩擦抵抗を減少させるためのものです。
横びきの歯は木の繊維を切る形状、縦びきの歯は木を削る形状となっています。
日本のノコギリは普通引きながら切りますが、慣れないうちは押すときにも力が入りますが、高級なノコギリほどノコ身が薄くたわみやすいので折れないように注意する必要があります。
胴付きノコ
ノコ身が非常に薄く、歯も細かく、アサリも少なくなっています。
精密な加工が必要な建具小細工の組み手などに使われます。
屈曲を防ぐために、背金で補強してあります。
胴付きノコは片手でひくようにします。また、両刃ノコと同様、力を入れずに前方に軽く送り、同様に手前に力を入れずにひくのがコツです。
畔びきノコ
樽型をしたノコ身で、材料をくり抜くときや、表面に溝をつくるときなどに使われます。
廻しびきノコ
ノコ身が細く、厚みがあり、アサリがありません。
主に小細工、曲線切りなどに使われます。
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